2011年8月18日木曜日

どっこい!!伊勢原は首都文化圏の町

                                                                      伊勢原まで、小田急線で「新宿から1時間」と言うが、反対に、首都東京圏まで1時間で行けるという伊勢原は、さまざまな点で世界の最先端を味わことができる「首都圏」の町であることを日々実感している。特に、文化財や歴史に関しては、「国立博物館」や「江戸東京博物館」「上野の美術館」などを訪問することは苦労はしない。一寸、気にかければ世界の最先端の情報や機会に出会うことができる。
 そんな伊勢原に住んでいることのメリットを満喫したいと今回はクラシック音楽界に乗り込んでみた。
 新聞でチラッと見附けてしまった「読売日本交響楽団」の「三大交響曲」演奏会。場所は六本木、サントリーホール。指揮者は国際コンクールで優勝した若手の山田和樹。神奈川県出身だ。
 三大交響曲と言えば、学生時代、銀座の「ランブル」と言うクラシック喫茶で、貧乏人の仲間が集まり、汚れた髪を振り乱しながら、深刻ぶってきいた「未完成」「運命」「新世界より」である。本物など聴いたことがない。強いて言えば、東海大のクラブ活動の発表会で本物の音を聞いた程度だ。
 パソコンを操って、調べ上げ、冥土の土産とはいえ、S席は高い、一階席の後方に三列だけあるB席を注文。6000円。舞台の後ろ、横、二階席など安い席はあるが念願の音である、一階席で聞きたい。
 開演日の八月十七日は暑い日だ。二時から三時まで、大山公民館で「新編相模国風土記稿を読む」という講座に出て、三時半ころ自宅を出る。会場に着いたのが五時半。六本木自体はは大きなビルのようで道がない。節電で電車も街も暑い中、ようやくサントリーホールにたどり着く。
 首都圏とはいえ伊勢原から首都圏文化を味わうのは、やはり大変である。
 1000人ばかりの会場は満員である。敬遠した後ろの席も満員。
 皆、手慣れた聴衆のようだ。楽章毎の拍手はないが必ず咳ばらいが起こり、1,2分ざわつく。しかし、楽章毎の休みは1と2だけの間で、3楽章と4楽章は続けて演奏された。そこが若い時と違った。私としては、第3楽章の後も休みで切って、最後お第4楽章の感動をきたしていたが、一寸拍子抜けの感じがした。しかし、最後は大きな拍手と、お誉めの大声もあり、鳴りやまない拍手に、指揮者は何回も舞台に出てきて、団員をほめたたえる。これはいつもの光景。ただ、私の所属する「伊勢原男声合唱団」の舞台と違うのは、いくら拍手が続いても「アンコール」はない。
殆ど二人連れで一人で来ているものなどいないようだが気にはならない。素直に、日本一tの腕をもった楽団員の演奏に感動する。目をつむって聞くとラシック喫茶店のレコードと同じ音である。当り前である。
 伊勢原駅に着いたのが10時半頃。バスはない。タクシーはもったいない。軽い脚を利用して約2kmを歩いて帰宅。
 次回の首都圏文化との接触は誰かと行きたい。なんだか分からないが・・・・・。

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