先月、第2回 ベートーヴエン第九「合唱付き」コンサートの合唱団に入ってしまった。
「入ってしまった。」と云うのは、「思わず」と云う意味であるが、そこには、己の老人生活を快適に過ごすための、「攻めと逃げ」の一手を感じ、意を決したら、現在の合唱団の師でもある木下先生に電話をしていた。
しかし、余りにも、入団時期が遅すぎた。既に、全体練習に入っていた。団員は昨年歌っているので既に暗譜も済んでいる。私は何もできていない。「これは無理だ!」と後悔したが後戻りはしたくない。皆、歌の技術の向上に必死なのに、私は、譜面を追っているだけ。歌うどころでは無い。それでも、先生は拒否せず、受け入れて下さった。
私の担当は「テナー」。最近、裏声も上手く出るようになり、オクターブ上の「ラ」まで出るようになったので、完全に覚えてしまえば、きっと楽しい一時が過ごせると思う。
昨年誘われた時は、全く興味が湧かず、敵意さえ覚え、にべもなく断ったのに、何故急に歌いたくなったのか!? 問われれば理屈はあるが答えたくない。
ただ、今日の読売新聞の編集手帳に、こんな言葉が掲載されていた。「第九合唱団員」加入の意味を最大限に生かすために、改めて、この最後の越後瞽女(ごぜ)小林ハルさんの言葉を胸に刻みたい。
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春に頂いたチラシ |
『いい人と歩けば祭り。
悪い人と歩けば修業』
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先生が印をつけてくれた楽譜 |
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H24・8・16 裕ちゃんの「ブランデーグラス」を弾く |
そして、これをバージョンアップするために、昨日頂いた「夏の大人のコンサート」に出演した時のピアノ演奏の写真を掲載した。
「やると思えば、どこまでやるさ!」
村田英雄さんの歌の一節を追求して見たいからである。