易往寺見学は会終了後、会場を貸していただいた方が易往寺の親戚筋に当たっていたので、紹介していただき、ご住職さんはお留守でしたがお内儀の計らいで、じっくりと見させていただきました。
易往寺の仏様は伊勢原市教育委員会が編集した「伊勢原の仏像」にも掲載されており、又、今は安産の寺として有名です。
大山街道を進むとバス停「這子坂」(はいこざか)があります。
『易往寺』(いおうじ)はこの右手上方にあります。平成9年には念願の本堂が建立されました。この寺は大山にとって大きな役割を担っていました。
879年(元慶3年)、関東一円を襲った大地震による山津波や大火災で大山は一時壊滅状態となり、大山寺への参拝が困難になってしまいました。その際、大山を開山した良弁僧正(ろうべんそうじょう)の孫弟子にあたる大山寺第四世弁真和尚が大山不動の仮安置所として881年(元慶5年)に易往寺を建立し、庶民はここで参拝したのです。この地には通称・子易姥子様と呼ばれる、良弁僧正の母を手本とした「子易祖母山子育大日如来堂」が建てられ、民間信仰の「咳止めのおば様」と習合して安産子育・咳止めの信仰を集めました。現在その御堂はありませんが、今でも易往寺では安産のお札を頂くことができます。
0 件のコメント:
コメントを投稿