昨年の京都での同級会には、ご夫人の介添いで参加され、「定年後の農作業で腰を痛めてしまった。その後、身長が5cm、縮んだ!」と笑っておられたが事態は、もっと重かったらしい。
29日、細君を連れて、仏前に観音様の写仏と写経を捧げ、「般若心経」を音読申し上げてきた。私は一応、身内だけ供養できる「知客職(ちかしょく)」と言う在家僧侶の資格を持っているので、一寸拡大させていただいて、供養を申し上げてきた。
ご夫人のお話では、亡くなる直前、ようやく編集出版できた「みろく」と言う同級生誌をベッドで読んでいたとお聞きし、涙が出るほど感激した。
旧家のご出身で、ご夫妻で地元の中学校の教員をなさっていたと言うことです。家屋は100年以上経っているので、新盆が過ぎたら建て替えるということでした。
折角、栃木までやってきたので、帰りは、念願であった「袋田の滝」を見、日立市辺りの海岸に行き、震災の様子を見てみようということになった。
しかし、茨木の海岸は福島と違って、直接津波が押し寄せなかったのであろうか?波にさらわれた痕跡は見つけることが出来なかった。福島のいわき市とは雲泥の差である。人々の生活も平常に戻っていると思われた。
同級生宅の大黒柱(お孫さんがシールを張ったと言う) |
袋田の滝 |