2013年12月3日火曜日

応援します!伊勢原市 「景観条例制定」         12月の定例市議会で提案

 11月最後のタウンニュースで、標記「景観条例」の記事を拝見。以前から、伊勢原市は景観について、何かを発信していると薄々感じていたが「条例制定」までは思い至らなかった。しかし、この記事では、「景観条例制定」が現実となるようなので、移り住んだ40年前からの、馬渡の景観に関する思いの実現に一歩近づいた感じがして、とても嬉しい。
 タウンニュースの記事と2年前応募した「いせはら景観フォトメッセージ展」の「拘りの写真2枚」を掲載します。
 要は、岡崎から大句に至る岡崎城跡、特に「野陣」一帯を公園化し、少しでも、現在のままの姿を残したいと思っていると言う事です。


  ここは岡崎5560番地にある、かつて岡崎義実の家老であったと言われている森氏宅の東側道路です。
 40年前、岡崎の天神下に転居して以来、犬の散歩などでこの細い、木陰一杯の坂道を通っていました。若葉、木陰、落ち葉、大小様々な木株、笹竹等と出合うたびに、生まれ故郷の置賜盆地を思い起こし、妙に癒され、心を和まされてきた、大好きな坂道でした。
「その内、この坂道は消えるだろうな!他人の土地だが何とか残したいなあ!!」と嘆息を繰り返していました。その度に、「市民の方々にクローズアップしたいなあ!!」と思いつつ、その機会に恵まれませんでした。
 あれから35年、今回、やっとその機会に恵まれ、大急ぎで撮影し、応募しました。
 「ああ、やっと、この坂道の事を人に話す事ができた!!」と今、云うだけでも心が満たされ、とても興奮しています。この企画に「ありがとう!!」と云いたい。


撮影場所は岡崎の5000番代、かつて岡崎城の野陣台であった丘の上です。戦乱の時代、城主、岡崎義実はここからどんな気持ちで「大山」を眺めてであろうか!?
この丘に登るには「みのり幼稚園」近くの我が家の門前から続いている畑の中の坂道を100メートル程登ればすぐです。大句の子どもたちの通学路にもなっています。
我が家の2階から眺めると、野陣台に続くこの坂道は、56年前、香港で撮影された名画「募情」を思い起こさせるほど詩情豊かに登って行く事ができます。
この野陣台については知ったのは、文化財課主幹の「伊勢原歴史解説アドバイザー」養成講座の終了時です。それからこの台地が愛おしくなってきました。
過去、この地を通りぬけて大きな道路建設が計画されたと聞いています。宅地化より道路の方がまだ良いと思っていました。少なくとも、宅地より広い空間が確保でき、大山の眺めもこの写真に近いように残ると思われるからです。
風景をそのまま残すのは難しいが、かつての風景をできるだけ残そうとする努力する姿は市民の方々の賛同と支持を受ける筈です。

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