目黒荘 |
私と今回、「神教歌」の演奏を取り持った西部氏は、演奏会終了後はお別れとなる。
「神教歌」の演奏は、見事な松が描かれた襖絵を後ろにした舞台のある大広間で行われた。写真はOKだが、録音はダメと云う中で、5人の演奏家が並び、20人程の観客が座布団に正座して拝聴という緊迫した中で始まった。
「神教歌」で使われる楽器は鞨鼓(かっこ=雅楽の唐楽に用いる両面太鼓。)と笏拍子(さくびょうし=神楽(かぐら)や催馬楽(さいばら)などで用いる打楽器。長さ約36センチの笏を縦に二つに割ったもの。主唱者が両手に持って打ち合わせる。)と笛の三つであるが笛はなかった。
時間の関係もあり、20分ほどの演奏を拝聴出来た。私の印象では、仏教の「御詠歌」に近いメロディーもあったが御神楽に近いメロディーが多かった。
鞨鼓(右にあるのは「神教歌譜」。 |
歌いながら笏を打ち合わせる。 |
笏拍子(笏を二分した物。樫が良いと言う。) |
録音が出来ないが東大教授のヘルマンさんがネットで公開している採譜をオルガン音で演奏したユーチューブがある。URLは次のとおり。
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