2013年7月15日月曜日

「水稲・不耕起栽培」の試み <田の草取り>       ・・さくらの家福祉農園 S指導員の試み

田圃は馬渡の昔土腐地帯だった矢羽根川近くにある。
正面の森は里山に見えるがその向こうは
「城所台地」で畑が広がっている。
さくらの家福祉農園の7月のオープンデーは、田圃の草取りです。今年から、始めたという「不耕起栽培(水稲を田圃を耕さずに栽培)がの経過を知りたいと言う事もあって、朝10時頃から参加。生育状態を観察後、撮影。「不耕起栽培」の田圃と通常の栽培した田圃との生育状態は、写真を見てもわかるように、それほど違いは感じられない。却って、耕起栽培している田圃の、「生育の不揃い」が気になった。

生育の不揃いが見て取れる。
これは、最後に聞いたことだが、「アオミドロ」の異常発生で、苗が枯れたので植えなおしたからだそうだ。今年は除草剤を使っていないと言う事だが、除草剤と「アオミドロ」の発生とは関係ないらしい。他の田圃ではそれほどアオミドロが出ていないのを見ると、「堆肥」のやりすぎではないかと、若い担当者は推察していた。今年は堆肥を1トン近くつぎ込んだらしい。
トタンで仕切られた右が不耕起栽培田圃。左は通常栽培の
田圃。生育に特段の差は見られない。
除草は不耕起栽培の田圃を中心に行う。この時期の除草は根を傷め、分傑(ブンケツ=茎の根に近い節から新しく茎が発生すること)を遅らせるので除草機は使わないが一寸、デモにやってみていた。除草は専ら、手で掻き取る方法。通常の耕起栽培なら、土が柔らかいので、取った草は丸めて、足で土の中にめり込ませるのだが耕してないので固く、めり込まない。仕方なく、畦に置くことにした。
 それにしても、これからどうなるかは不明だが、今のところ、「不耕起」と言う面では遜色ない。
散歩の途中に田圃があるので、常時注意してみてみたい。

アオミドロ
雑草のアオウキクサとコナギ
除草しながら気になったのは、「オモダガ」類が多く発生している事でした。通常、この辺りでは、「オモダカ」は川辺には見られない。しかし、水を張った田んぼには必ず復活して、大きく成長している。種が残っているのだろうか?水生植物、と言うより生物の子孫繁栄に懸ける能力には驚かされる。
風車のように葉を広げているオモダカ
次回は10月の稲刈りまではオープンデーはないが、理事であるという立場から、職員や利用者と共に、「不耕起栽培」を見守って行きたい。




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