<気仙沼・大島復興支援>その3 3・11 津波の様子とこれからの大島は?
大島の写真3題。
①翌8月30日(土)は帰宅の日。初めて、明海荘の3階から海を眺める。湾内の「小前見島」が見える。この島を襲うように津波はやってきたと言う。「写真」を見ながら、想像してください。
◆中央の島が「小前見島」。波はこの島を覆うようにやって来て、ここから見える家々を押し倒したと言う事です。
②これからの大島については、様々な方々のお話しをお聞きした。一番の話は、3年後の完成をめざし、本土とトンネルで結ばれる事。この残土を使って、大島の嵩上げ用に使うのだと言う事。嵩上げの前に、島の海岸は2M以上の高い防波堤で囲まれるらしい。海岸であった漁師の方は、「反対だよ。津波が来ても、海が見えないから、分りゃしない。階段を一杯つけてもらわにゃ。役所に押し切られちゃったよ。」と思案顔。しかし、いずれにしろ、津波が来たら、どうしようもないのだからと言う思案顔である。
◆右の写真の新しいコンクリート壁は 嵩上げされた防波堤。2m以上になり、確かに、海は見えない。
③散歩の帰り道、水辺で、作業している女性にお会いした。2年物のホタテ貝に付いたムール貝のひっかいて取っていた。「こいつが悪さをするから、取り除いて、もう一度海に戻すのです!」と教えてくれた。ホタテの3年物は、明海荘の夕食で食べたばかりで、味は最高であるがこんなに手のかかる物だとは知らなかった。
大島にも少し、普通の生活が戻りつつあるのかなあ!と感じられた。
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