合唱団仲間で、町内会員の西部氏に誘われ、2011.11.12(土)平塚市中央公民館で開催されたJWS「国際音楽の日」記念コンサートに出かけた。西部氏ご夫婦には何かと、お世話になっているので、喜んでお誘いをお受けした。5時に迎えに来て下さると云う。勿体ない話だ。
チラシを見ると「ピアノ 木崎二朗」とある。平塚では古くから活躍している地元ミュージシャンの一人である。若い頃、彼のピアノで下手なステップを踏んだのを思い出した。しかし、最も興味を感じたのは「募情」と云う文字である。これが聴けるなら私にとって最高のコンサートになる!「スターダスト」「黒いオルフェ」「アメイジンググレイス」とある。期待が高まって来た。
会場はグランドシニアで一杯だ。
開幕の第一曲はオカリナだ。素晴らしい。二曲目はハーモニカ。ブルースハーモニカのような余韻と広がりがある。三児の母であると云う厚木出身の若い女性。感動した。
そこからが本番で「米田まり」というシャンソンの女声ボーカリストの舞台である。私が若いころ聞いたシャンそうとは一味違う、張りのある硬い声が特徴のようだ。
「募情」は香港で撮影されたアメリカ映画の恋物語である。逢瀬を重ねる場所は小高い丘の上。坂道を登る二人のシーンに合わせて流れてきた主題歌が当時は話題になった。旋律が静かで、優しい。その後も時々流れているのを聞いた事があり、人気は高い。
この坂道のシーンは、我が家の門から真っ直ぐに延びている、中世武士の野陣台であったと云う小高い丘に続く坂道に似ていて、一人悦に入っている。しかし、実際は大句方面から賑やかに駆け降りてくる小学生の集団がメーンである。
本当はフルバンドで聞きたかったがバックスのピアノ、ベース、ドラムは主張しないが確かな輝きで流れている。サックスは最高。
今日誘って下さった事に感謝して、又、自宅まで送って貰った。
サントリーホールの「新世界」以来、久しぶりに自分だけの世界にもぐれて、命の洗濯ができた。
0 件のコメント:
コメントを投稿