6月、煤が谷・道子窯体験ツアーで成型した作品が11月10日(木)からいよいよ焼成段階に入りました。 私の経験では成型後、乾燥したら釉薬をかけ、焼成に入るという順序ですが今回は素焼から入ると云う事で、10日の10:30~11日の2:00迄かけて、素焼を行ったそうです。 なぜ素焼を入れたのかお聞きしたところ、以下のようなご回答を頂きました。 本焼の前に、敢えて素焼きをすることで、次のような効果が得られます
①作品を乾燥させた状態で、液状の釉薬を掛ける(生掛け)場合、作品が割れたり、変形しやすいので、一般的には、生掛けを しないのが、主流のようです。 ②800度程度で、素焼きをすることにより、水分が抜け切り、土の成分も変化し、ある程度の強度が 保たれ、壊れる心配も少なく、水分が抜け切っているので、液状の釉薬の吸い付きが良くなり、ムラなく釉薬が掛けられます。 ③素焼きをすることで、割れや大きな傷などが分り、本焼では更に、割れや傷も大きくなりますので、素焼きの時点で、選別する事ができ、本焼での失敗が少なくなります。
写真は素焼焼成に参加した斉藤健吾兄の撮影。良く撮れています。
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