2014年7月4日金曜日

祝!城所・浄心寺・写経会10年目! 東堂 98才!                     ご住職のお説教は、大好きな「良寛さん」の書


平塚市城所にある浄心寺では、檀家さんの為、毎月「朝粥会・座禅会・写経会」等を催している。「写経会」は今月は4日で、ご住職さんから標記の話があった。

「良寛和尚像」安田靫彦・昭和32年
良寛記念館所蔵

私が写経会に入れて頂いたのは8年前であろうか。次兄の菩提寺になってからで、お納め申し上げた写経は340枚目となった。目標は1100枚だから、死ぬまで続けても満願とはならない。老後、やることが無くならないようにと設定した目標だから、当たり前である。

東堂は98才になられたとの事。おめでたい。東堂は「書」の名手で、本堂の襖の殆どに「書」が認めてある。惚れ惚れするような「書」である。いつもその「書」を眺めては心を癒している。

この日の、ご住職のご説教は、般若心経にある文言、「無罣礙」と良寛さんの書。新潟生まれのご住職さんは、同じ新潟生まれの良寛さんが大好きのようである。私も、今年は、良寛さんが12年間修行した岡山県の「円通寺」を訪ねるつもりなので、耳を傍たててお聞きしている。岡山には「良寛研究」で名の知られた学友、柴口成浩君が矢掛町「大通寺」のご住職なので、解説とご案内を頂けるので今から楽しみにしています。

浄心寺のご住職は、最近も新潟を訪れ、良寛さんの庵だった海岸近くから、佐渡を眺め、心を癒してきたとおっしゃっていました。



 左の良寛さんの写経の一部

 

「無罣礙故無有恐怖(む けいげい こ むう くうふ)

心に囚われるものが無い故、何も恐怖を感じることもない)」

◆上記の文言は、良寛さんの心を写したものであろうか?

 「解説書では次のように語っています。」

 良寛は花盗人に間違えられて村人にとらえられ、棒で叩かれたりしても無抵抗でした。また、穴の中に埋められて、危うく命をおとしそうになっても、いっさい、言い訳したり、許しを乞うたりしませんでした。

良寛は修行によって心のさわりがなくなり、恐怖心さえもたなかったのです。


 

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